頭痛外来

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頭部神経痛

頭痛の中には、神経痛と呼ばれる痛みもあります。 頭の皮膚に分布する大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経に現れる頭の皮膚表面の神経痛です。

この頭痛の特徴は、ピリッとした電撃的な一瞬の痛みです。 長くてもせいぜい数秒の痛みです。 そしてこのピリッとした痛みが何回も繰り返されます。 痛みの程度は様々で、強い痛みは「火箸で突き刺される」と表現されるほどです。 同様の痛みが顔面に分布する三叉神経に現れた場合を三叉神経痛と呼び、顔面のピリッとした電撃的な痛みを特徴とします。

原因

この神経痛の原因は分かっていませんが、末梢神経の放電現象という考え方、そして神経の過剰興奮ではないかとも言われています。

治療

抗てんかん剤であるテグレトールが痛みを改善する効果があります。 この薬は、副作用にふらつき、眠気がありますので、これらの症状が強く出る場合は服用が困難な場合があります。 その他、頭部神経痛にはリボトリールなどのお薬があります。 ビタミンB12(メチコバール)が、痛みの強いときに静脈注射をすると効きます。 ビタミンB12の飲み薬でも一定の効果はあります。

また神経ブロックといって痛いところに直接麻酔薬を注射して痛みを抑える方法があります。